本日は池袋みんなの研修室において、
『寺西丈志バリトンリサイタル』が開催されました。
開演時間が2時からだったためコーラスが終わってから事務局まで飛んで帰ってきた甲斐があり、プログラム最後の曲『闘牛士の歌』から聞くことが出来ました。
なぜそこまでして帰ってきたか。。
それは今回のリサイタルが寺西指導員が童謡コーラス指導員として歌う最後の公演だったからです。
“ありがとう&さよならリサイタル”と銘打った最後のリサイタル
どうしてもこれだけは聞き逃すまいと戻って来ました。
思えば寺西先生とは童謡コーラスの指導員を始めたばかりの時にコーラスでご一緒させて頂き、コーラスのやり方から事務のやり方など多くのご指導を頂きました。
僕の記憶では北千住コーラスに入ったのが最初だったような。。
あれからすでに5年は経っているのでなないでしょうか。
あっという間に過ぎてしまったようにも感じますが、それでもその時間の中でコーラスの指導員としてだけではなく、音楽家仲間として、様々な事を語り合えたことは素晴らしい思い出として記憶に刻まれています。
今日も会場にお集まりくださった皆様は寺西先生を慕う方ばかり。会場に入れる定員もあるためおそらく来られなかった方も多いのではないでしょうか。
最後のアンコールに歌われていた曲に耳を傾け、これまでの思い出を振り返っていましたが、やはり思い込みあげて聞ききれないところもありました。
まったく打ち合わせなしでしたが、急遽寺西先生と何人かの指導員で歌に加わらせて頂き思い思いの気持ちを歌にのせていました。
最後のアンコールに次ぐアンコール。
惜しみ深い拍手の中、寺西先生が作詞作曲されたという歌が歌われた時は、場内一同涙を隠すことは出来なかったです。。
僕もさすがに我慢しきれませんでしたね。
全アンコールが終わると、なんとコーラスの皆さんからのプレゼント。
なんと蛍の光の大合唱が始まりました。
誰が決めていたわけでもなく、本当に心の底から自然と歌い始めてくれたようです。
これにはもう僕も感極まってしまいました。。
コーラスの指導員としては卒業されてしまいますが、これからは1人の音楽家として、またお会いすることもあるかと思います。
少しでも成長した姿を見て頂けるよう、今日の思い出を糧に精進していきたいと思います。
素晴らしい公演と、これからの寺西丈志先生の前途を祝して、僕からのブログとさせて頂きます。
2016年12月21日(水)
指導員 綿貫翔